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| 人気ランキング: 8291位 |
| 定価: ¥ 1,029 |
| 販売元: 角川書店 |
| 発売日: 2004-03 |
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チワワちゃんはどこ? |
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次々に登場する友人知人の話をもとに、若くしてこの世を去った
「チワワちゃん」という女性の姿を浮き彫りにしていく。
さまざまな人の証言を重ねる中で彼女のことがどんどんわからなくなる。
構成力でぐいぐい読ませる作品。 |
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ほのかな救い |
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| もう20年近く前の事だ.高校時代の「知人」が高校3年の時、亡くなった。かなり綺麗な女の子で、同じグループだったこともあり、節目の飲み会なんかは同席していた。無論、話も色々していた。冬。彼女が唐突に学校を休んだ。初めは病気かな?程度だった雰囲気が、なぜかそれは二週間以上つづ・・・。最後の報告があった。東京から離れたところで、死んでいたことが、わかった。「交通事故」そういうことらしかったが、正直、その理由や状況はとても曖昧な説明で、僕自身には、20年近く経た今でも疑問が残っている・・。勝手に意味をつけているだけかも知れないが、唐突な知人の死、そんな様子一つ見えなかった彼女の死は、僕ら、傍観者の身勝手な反省と後悔を生む。『何か苦しんでいたのでは』『なぜ言ってくれなかったのか』etc.etc.etc・・・。後になっての反省はたやすい。身勝手な切なさと甘い自己嫌悪で僕は自分を許すのだ・・・。表題作の「チワワちゃん」は、そんな甘い反省を戒める気がした。何もしなかった、そして「その人を結局何も理解できていなかった」人間ができる、最大限の誠意。そんなことを、少しだけ教えられた気がする。 |
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明るい切なさ |
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何者かに殺されて死んでしまったチワワちゃんと生前親しかった仲間が集まり、彼女とのエピソードを一人一人が語っていく形をとりながら、チワワちゃんがどんな子だったかを少しづつ読者が知ることになる、という話。 誰もがうちひしがれることもなく、淡々と生前の彼女の話をしてゆく。それがかえって、若くして死んでしまったチワワちゃんに切なさを感じさせるが、それは暗い切なさではなく、明るい切なさなのだ。 もちろんそれは作者の技量によるものであると思う。 この本の他の作品も良かったが、やはりタイトルにもなった「チワワちゃん」が圧巻。 |
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